アルコール依存症からの回復は、不思議な力を信じた時から始まった~Soul to Soul~

人の輪の中で孤独を感じていたのは、俺だけではなかった~Solution comes true,But crazy Twelve Steps~
あるAAの経験を綴った書籍に、【秋には葉を落とし、春には新しい花を咲かせる木々のように、私もAAの中でソブラエティを続ける喜びという花を咲かせるメンバーになれるよう、神は私の強迫的で利己的なやり方という葉を落として下さった。】と、書いてあった。今年になって、過去の生き方の中で、恨みの発端となった事実を一生懸命思い出そうとしてみたが、一人では、なかなか切ないものがあった。。その切なさは、子供の頃からのもので、一生懸命忘れようとしてきた事でもあった。実際に忘れていた。。ここでも何回か書いたが、小学校低学年の頃、正月や、盆や、祭りの度に、お袋の実家に、親戚のおじさん、おばさん、爺さん、婆さん、いとこなど、総勢20人位集まって、宴会をしていた。その度に、親父は酒がまわると、「クルー、ちょっとこい!」と言われ、みんなの前で、前屈をやらされ、曲がらない体を無理やり曲げられ、痛くて、痛くて、いつも泣いていた。。そんな親父を、お袋も、親戚の人達も、誰も止めなかった。。だから俺は、そういう事には、耐えるのが、当たり前だと思うようになった。そして、全く同じものを人にも要求した。。俺がAAに来てからも、なかなか解放されず、人間に振り回されて、苦しんできた事の原因の根っこには、そんな事実があった。俺が今、その親戚の宴会に席にいたら、すぐに親父の行為を止めさせるだろう。。何故なら、そんな事を見て見ぬ振りしていたら、親父も子供も、駄目になってしまうからだ。。家族の中に病気進行中のアルコホーリクがいると、周りの人達も病んでいくと、よく聞くが、まさにその一例と言えよう。親戚の人達は、なまじ止めたりして、絡まれて、アル中の親父のとばっちりを受けるのはゴメンだと、善悪の判断が麻痺していたのだと思う。。だから、親父だけが、悪かった訳ではなかったと、今は納得できる。親父も愛されてなかったし、周りの人達も病んでいたのだ。。そして、俺もアルコホーリクになった。。だが、AAで助かり、12ステップの実践のお陰で、そんな俺自身にまつわる事実と、病気の本質に気が付かせて貰い、神は俺の強迫的で利己的なやり方という葉を落として下さったのだと理解している。感謝だ!
あるAAの経験を綴った書籍に、【私を健康な心に戻してくれるのは自分より偉大な力なのであり、高い知能指数とか大学卒業資格ではないのだ。】と、書いてあった。飲んでいた時、過去の生き方、今でもおかしくなった時、必ず思い描く事は、自分の力だけでなんとかしようとか、誰かに全面的になんとかさせようという事のような気がする。それで上手くいっても、いかなくても、身勝手な解釈だけしかない。。恨み、恐れ、自責、高慢。。。性格上の欠点のオンパレード。。だが、そんな時に、毎日のステップ10-11で、上手くひっかけて、AAの生き方に立ち返ると、アル中は、一人じゃ酒は止められないし、人は一人では生きていけないという偉大なる実在の原点に立てる。健康も、高い知能指数も、大学卒業資格も、元を正せば、自分に与えられているものだけで、自分だけで得たものではないし、自分の為だけに使ってはいけないものだと思う。例えば、酒を飲まないで生きる主人公は確かに自分だ。だが、その主人公を引き立てるのは、シナリオであり、共演者であり、多くの裏方さん達だと思う。主人公は、その人達の情熱があって、いい演技ができていると感じ、感謝できた時、自分を越えた何かを垣間見るような気がする。感謝だ!